診断を行う過程で 重要な事は問診です。
医師は、頭の中で疾患リストをつくり、それの可能性を探るために
患者さんに質問します。名医であれば これで 診断がほぼほぼつくのですが、私のような者は、時々 疾患リストが有効につくれず
そのため 質問内容の質が落ちる時があります。そんな時に役に立つのが、患者側からの積極的な情報提供です。また恥ずかしくてあまり言いたくない事なんてものも 伝えられると本当に助かります。
こんな情報を伝えてほしいという内容を書きました。
1)職業
これは有効です。私が以前 役に立った情報はこんな感じです。
配管工 :レプトスピラ症というネズミの尿から感染する病気の診断
屋根裏に入る事が多いので これに罹ったみたいです。
うどん屋さん(自分でうどん手打ちします)
自動車整備工
高速道路の職員 いずれも なかなか安定しない喘息
イヌのブリーダー 犬からの感染症
2)趣味 本人はあまり気にもしない事ですが、言ってほしいです。
私が経験した事
温泉めぐり レジオネラ肺炎という怖い肺炎の診断に至りました。
海外旅行 日本では あまり流行していない病気にかかる事があり
情報は貴重です。
山菜採り 山に入ることわかりツツガムシ病につながりました。
3)性に関する事
これは、他人にはあまり言いたくない事なので情報を得にくい事です。
特に女性は、なかなか言ってくれません。でも 重要な事です。
参考にしていただければ幸いです。
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